Sounds Gate完全版 其の貳

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単純であることは、究極の洗練である。
 
 
Sounds Gate、結成から二年半の活動も本当に最後を迎えます。
 
今までを振り返るため、メンバーは日記を持ってきました。
 
まず出てきたのは
 

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これです。
 
先日の記事にも書いた神保町で購入した台本です。
 
当初は紙をコーヒーに浸し、古紙を作り、忍たまの友みたいな綴じ方をしてボロボロの日記を作る計画でした。
 
それが旅行中に運良く求めている形を安価で発見しましたので、即購入。
 
書庫に行けば似たようなのたくさんあるでしょうけど、このオノマトペ通りのボロボロ感はなかなか無いでしょう。
 

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ちなみにこれ、古すぎて触れるだけでクロワッサンの生地のようにポロポロと紙の欠片が落ちてきます。
 
昭和30年代の紙なんでね。
 
ちなみに当日は1部の途中からずっと腹に挟んで隠し持っていました。
 
あまりに汚ないので、ライブに持ち込むんじゃねえとこんぶに怒られます。
 
そんなこと言うあんたは日記を持ってんのかと聞くと彼はジャケットから巻き物を出します。
 
彼はさらに古い書物、巻き物にすべてを記録していたのです。
 
巻き物、amazonで300円です。
 
送料の方がかかったらしいです。
 
ふざけ過ぎているので、ハニーに怒られます。
 
さらに、きんちゃんもキレます。
 
そういうあんたは持っているのかと、
 
こんぶと僕でキレます。
 
そこで彼が出してきたのは
 

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木簡です。
 
まだ紙が貴重な時代、物書きのために使われてたいた木の板です。
 
とてもよく作られているため、一部の方は一見、本物だと間違えたそうです。
 
光栄です。
 
制作時間は1時間ほどでしょうか。
 
実はこの作業、サークル員が見ることができるように発声練習開始と共に白昼堂々とサークル棟裏で作っていました。
 

 
以下、作り方です。
 
まずは最適な木材とノコギリを探すため、カーマへ向かいました。
 
ノコギリ 約900円
短冊状の板×2 約400円
 

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まず木簡の形を書きます。
 

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切ります。
 

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リーダーが作っている間、暇なので拾った桜の木の枝を尖らせて最強の武器を作ります。
 

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ヤスリがないのでそこらじゅうに引っ張りまわします。
 

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He is not a member of this group, this is Midori.
 
誰が最強か競います。
 

さて、次はエイジング加工です。
 
当初はみんなで叩き合ってボロボロにしたり、コーヒーに浸してシミをつけるという考えでした。
 
ただ板は薄く、叩き合えば破損する恐れがあります。
 
そこで土に埋めて一週間後のライブ前日に掘り出そうという考えにいたったのですが、
 
サークル棟裏の土は乾燥しており、なかなか板にシミがつきません。
 
湿っていそうな場所はどこだろう。
 
考えた末、我々は哲学の森へ向かいます。
 
ここはイチョウと桜の陰になり、大量の落ち葉が栄養豊富な土壌を生み出しているはずです。
 
ベストだと思います。
 
しかし次の発見により、我々は土に埋める手間を一気に省くこととなります。
 
それは一号館跡地芝生広場開拓工事現場です。
 
跡地の隅には土が盛られておりました。
 
木簡をぶっ刺してみたところ、
 
そこにはジメッとした土と染みが。
 
歓声が上がります。
 
作業員の目など気にせず我々はただひたすら木簡に土の色をつけます。
 
こうして出来た木簡は紙に巻かれ、ライブ前日まで専攻室に保管されました。
 
ちなみに二つの木簡は
 

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長屋王バージョンと
 

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日記バージョンの二種類でした。
 
あとで知ったのですが、日本史専攻古代ゼミの方は木簡を作る課題があるらしいですね。
 
長屋王に関しての出典は不明ですが、我々を越える出来は今までもこれからも生まれないと思います。
 
MC計画当初はどこまで古くできるかを極め、石版まで考えていました。
 
文字彫れないのと重いという理由で即却下しましたけどね。
 
こんな感じで古い日記への流れを作ったのでした。
 
ちなみに古い日記の演奏最後、メンバー紹介において、きんちゃんはホーミーを披露しています。
 
みんな分かったかな。
 

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またOne Night Carnivalではリズム隊は基本踊らない形なので、
 
僕は棒立ちで手を後ろにし、全く動かずひたすらベースを打っていましたが、
 
サビ前から気持ちを抑えきれず急に踊り出しました。
 
こいつ動いたぞ!と思わせたかったんです。
 
あと、ここのベースの音、カッコいいんで。
 
 
 
 
 
こんなくだらないことを人前でできたのは、ライブを運営してくれた方のおかげです。
 
言葉では言い表せない感謝の気持ちを抱いています。
 
企画してくれた方々には大変な苦労があったと思いますが、成功に導いてくれて本当にありがとうございました。
 
VMC2での経験と出会った仲間たちは大学生活の中心的存在です。
 
全員で成功させようと考え、動いてくれた出演者、来場者の方々にも感謝です。
 
後輩の代にも今回のように素晴らしいライブが続いていくよう望んでいます。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
行けるかは
 
 
 
 
 
知らんけど。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 

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VMC2四年生企画LIVE
「春の始まり!青春の終わり!?VM春の一大事!」

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Sounds Gate セットリスト
 
SE. Because We Can / Fatboy Slim
 

 

1. 男の勲章 / 嶋大輔
 
MC
 
2. 今宵の月のように / エレファントカシマシ
 
MC
 
3. 古い日記 / 和田アキ子